ウベルト・マスカーニによるイタリアの1960年代のセット、6脚の椅子。三角形の背もたれを特徴とし、白のエコレザー張りの座面にスチールの縫い目、黒の擬革製の脚には白糸のステッチが施されています。この卓越したセットは、1960年代のイタリアンデザインの象徴的な例であり、マスカーニがイタリアのモダニズムの中心人物の一人として確立された時期を反映しています。背もたれの三角形の特異な形状は、椅子に独特で革新的な個性を与え、その時代の実験的なアプローチを示しています。白のエコレザーの座面と黒い脚のコーティングとの色彩のコントラストは高度な視覚的バランスを生み出し、白の縫い目とスチールの縁取りは、構造的な細部への注意を示しています。人間工学に基づいた比率は、これらの椅子を歴史的なデザインのオブジェクトだけでなく、現代的なインテリアの機能的な要素にもしています。

椅子の寸法：高さ96cm、座面幅45cm、奥行き47cm、座面の高さ46cm。